取扱業務

1Q.作った動画につけたい音楽があるのだけど、何をどうしたら良いの？

A.動画を制作する時に、使用する楽曲のことを考えるのは、楽しい反面、大丈夫なのかな？と不安がつきまといますよね。確かにハードルは高いのですが、明確な業界ルールがあるので、手続きをしたり、規定を守ったりすれば、使える楽曲は多いのです。その楽曲を作った人へのリスペクトと、その楽曲を使いたいという情熱をもって、手順を踏んでクリアしていきましょう。

2Q.会社紹介用にイラストや写真を発注するのだけど、契約書は必要？

A.権利の帰属を明確に規定した契約書を締結しましょう。著作権の譲渡を受けるのか、使用範囲を定めたライセンスにするのか…委託費に影響する可能性もありますので、締結前の交渉も重要です。

3Q.古い雑誌を使ってコンテンツを作ろうと思っているのだけど、何をしたら良い？

A.雑誌の出版社が全ての権利を持っているのではなく、文章や写真、イラスト等、それぞれ権利者が違う場合は、それぞれの権利者に個別にあたって許諾を得ることになりますし、出版社がすでに存在していないなんてこともありえますので、その場合は権利関係の調査だけで時間や手間がかかってしまいます。保護期間の経過により著作権が消滅していないか、肖像権は大丈夫か、と調査の範囲も広がります。…こうなったら、やはり専門家に相談して、安全で効率の良い方法を検討してもらうのが良さそうです。雑誌の使い方を工夫することで、クリアできることがあるかもしれませんし、文化庁へ裁定申請することにチャレンジする方法もあります。

4Q.私の作ったコンテンツを使いたい人がいるのだけど、OKしても大丈夫なのかな？

A.どんな使い方をしたいのか詳しく話を聞き、OKしても良いかなと思ったら、口約束ではなく、許諾の範囲、使用料の有無、引渡し方法などを書面で合意しておくのが良いですね。合意に至るまでに違和感を覚えたら、その違和感についても話し合いましょう。全てに納得してOKすることが、トラブル回避につながります。

5Q.契約書を作ったり著作物の管理をしたり…大事なことだとわかってはいるけれど、何かと忙しくて…このままで良いのかな？

A.創作に携わっている方は、ご自身の作ったものの権利がどうなっているのか、時々洗い出してみることをお勧めします。職務著作になっているもの、契約によって委託先に譲渡されているもの、何の決め事もないまま作りそのままになっているもの…そんな分類の仕方で構いません。どんな権利を持っている可能性があるのか、まずは把握することが大事です。
かつての創作、持っている権利を利活用することにより、新たな創作、ビジネスを検討する“キッカケ”になるかもしれませんし、あなたの著作物を使いたい人があなたに辿り着く可能性を高め、公表後数年で権利者不明の“孤児著作物”になってしまうことを防げるかもしれません。

その他、行政書士一般（相続・遺言、在留資格・ビザ、法人設立、各種許認可等）の業務もお受けできます。お気軽にご相談ください！