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2025.5.11
会社員時代、とにかく嫌だったのは、やる気のない人と一緒に仕事をすることでした。
誰かがやるまで待っているような、そんな様子の人を置いてけぼりにして、私一人でやった方が早くて楽だろうなぁと思いながら、やる気のない人に合わせて日々を過ごすのは苦行でした。中間管理職みたいな立場になると、やる気のない人にやる気を出させるという苦行が追加され、でも、全ての人がやる気モンスターである必要はなく、ほどほどしかできない人もいるし、それは認めてあげないと、と思うと変に悩んでモヤモヤしました。
40代の私はこんなストレスに支配され、酒量と韓国ドラマ視聴量をどんどん増やしていったのでした。
なので、フリーランスになって、自分の仕事だけに集中できるようになった時は本当に幸せでした。煩わしさはあっても、誰かのやる気に左右されなくなった事で、ほぼ全てのストレスが無くなったと言っても過言ではありませんでした。
それは良かったのですが…今度は仕事が止まらず、気づくと完全オフの日が1か月に1日あるかないかの状況になっていました。
あんなに好きだった韓国ドラマ…その視聴時間さえ仕事時間になっていきました。酒量は?横ばいだったように思います。仕事が増えて収入が増えて体重が増えて、その代わり何かが減っていったように思いつつ、それには気づかないふりをして、これぞフリーランスの醍醐味、働き方改革の外側にいる!!と思って私は酔っていました。かっこいいと思っていました。
それに気づいたのは、ある本を読んだことがきっかけでした。
昨年12月に発売された、俳優・森崎めぐみさんの著書、岩波新書『芸能界を変える たった一人から始まった働き方改革』。私の周りでとても評判が良く、感動した、と伝えられた本です。
芸能界の片隅で、著作権・契約の仕事を続けてきた私は、読みながら「うんうん」と頷くことも多く、森崎さんの活動がいかに大変だったのか、そしてどれだけのことを成し遂げたのか、思う度に胸が熱くなりました。
そして最後の方、198ページ「過度なウェルビーイング」まで読み進めた瞬間…これだ!私もこの罠にハマっている!!!のかもしれない??
「過労死防止」の章に書いてあった「過度なウェルビーイング」とは?
「やりがい搾取」というキーワードを残し…(中)に続く!